パルシステム山梨 長野

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

2014年の新春を迎え

2014年の新春を迎え

2014.1.01パルシステム山梨 長野

パルシステム山梨
理事長・白川恵子

新年明けましておめでとうございます。

 

皆様方におかれましては、2014年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また日頃より、パルシステム山梨の事業と活動に大きなご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

さて、東日本大震災は発生から2年9ヶ月経過しました。東京電力福島第一原子力発電所事故後の貯蔵タンクからの汚染水漏れ・放射能汚染による健康被害や食の安全の問題・復興支援の遅れ等、様々な課題が山積する中、安部政権は民主党政権が打ち出した「2030年代に原発ゼロ」の政策から大きく転換し、新しい「エネルギー基本計画」を経済産業省から提出し、策定に向けたパブリックコメントが1月6日まで募集されています。
「原発は重要なベース電源」と位置づけるとした提案書の内容は、脱原発と自然エネルギーへのシフトを明確にしたパルシステムのエネルギー政策と大きくかけ離れたもので、パルシステムでは「今回の基本計画案を一旦撤回し、2012年夏と同様に《国民的議論》に基づき計画を作成すること」「原子力からの脱却や原発輸出をやめること」「核燃料サイクル政策計画の中止」等を求め意見書を提出しました。

2013年を振り返りますと、2020年オリンピックとパラリンピックの東京開催決定・富士山の世界文化遺産決定・楽天の初の日本一と田中投手の連勝新記録などの受け入れやすいニュースの反面、参院選での自民党圧勝を受け、TPP交渉参加表明・消費税率8%への引き上げ決定・特定秘密保護法案可決など、今後の日本の行方が懸念される法案が次々に可決されています。

また、ホテルや大手百貨店のレストランなどで食材偽装の発覚が相次ぎ、改めて食の安全・安心について問われた一年だったと思います。

2014年は「地域と共に」を事業と運動の柱に掲げてきたパルシステムならではのお役立ちについて、組合員さんや行政・市民団体・NPOの皆さんとの共同と連携を通し考えていきたいと思っております。

これからも様々な取り組みを通し、新しい時代を創造するパルシステム山梨として、心豊かなくらしと共生の社会創りに向け、成長と発展をしていきたいと思いますので、本年も引き続き皆様の変わらぬご支援やご協力をよろしくお願い申し上げます。