8月23日(土)中央市玉穂総合会館にて、県内の給食関係者向けに開催しました。
来場者は約100名。パルシステム山梨では、県内の保育園を中心にパルシステムの食材供給をスタートさせ、現在、県内90事業所に配達を行っています。
各施設においては、年々子供たちのアレルギー問題が深刻化しており、そういった現場の声を受け、今回の開催に至りました。
講師は「食物アレルギーの子を持つ親の会」代表の武内澄子さん。
今から30年も前に会を発足させ、各省庁のアレルギー部会には必ずといっていいほど意見陳述をされており、アレルギー患者の被災地支援なども行っていらっしゃいます。
様々なノウハウはもちろんですが、保護者の立場だからわかる、メンタル面や細かな部分、気をつけなくてはならない隠れた表示など、アドバイスは多岐 にわたり、参加者からは「今までの研修ではなかった事項をたくさん教えてもらえた。」「すぐにでも現場で活かしたい内容が聞けた。」などうれしいお声をた くさん頂きました。
また、展示試食会場では、パルシステムで扱うアレルギーのメーカー10社ほどが来県し、給食現場で実際に使える商品の調理提案なども交えながら試食 をしていただきました。卵・乳のほかに小麦アレルギーが多く、今回も米粉のパンや米粉ホットケーキミックス、きびめん、あわめん、米粉の災害用乾パンなど に真剣にメーカーとやりとりしている様子も見受けられ、「代替になるアイテムがこんなにも多いなら、早速使いたい。」という声を頂きました。
パルシステム山梨では初めての開催となりましたが、現場の深刻さやリクエストの声を受け、今後もお役に立てられるような情報提供や商品提供につなげていこうと思います。
