パルシステム山梨甲斐センターは、7月25日(月)「夏休み親子実験教室」を開催しました。当日は、ぱるあんしん館(パルシステム連合会商品検査センター愛称)の山口 菜央美さんを講師にお招きし、20組23名の組合員さんとお子さんが「添加物実験」「クエン酸と重曹を使ったサイダーづくり」の実験をZoomにて行いました。
「商品検査センター」とは?
商品検査センターはパルシステムが独自に運営しており、お届けしている様々な食品が、どういう状態で届けられているのかを調べる食品検査をおこなっています。
4つの「食品検査」
パルシステムでは、主に「微生物検査」「残留薬剤検査」「放射能検査」「アレルゲン検査」の4つの検査をしています。
この実験教室は、組合員さんにパルシステム商品検査センターの存在と仕事内容を知ってもらうため、商品検査センターの職員が講師となって夏休みに開催しています。
食品添加物を確認してみよう!
食品添加物ってなんだろう?何のために使われているの?身近な食品、ソーセージを使って「亜硝酸ナトリウム」について調べてみました。「亜硝酸ナトリウム」は食品添加物の1つで、ハムやソーセージ、いくらやたらこ等の魚卵の色をきれいに見せる「発色剤」というものです。「亜硝酸テスター」は亜硝酸ナトリウムが含まれているとピンク色に変わります。そのため、検査で色が変わったソーセージには「亜硝酸」が含まれているということになります。山口さんの説明を耳で聞き、画面で実験の手順を確認しながら、亜硝酸テスターが変化するものとしないものにわかれる様子を確認し、食品添加物の役割についても学びました。
あっ!?と驚くサイダー作り
アントシアニンという色素が含まれているマロウブルーというハーブティーを使い、酸性のクエン酸(食用)とアルカリ性の炭酸水素ナトリウム(食用の重曹)によって色が変化する様子を観察しました。また、清涼飲料水にどのぐらい砂糖が含まれているのかも体験しました。砂糖を入れただけの色も美しいマロウブルー。重曹を加えると海のような青に変化、さらにクエン酸を加えると深い紫に。試薬ケースに入った重曹やクエン酸を加えるたびに画面から子ども達の驚きの表情が見られました。
夏休みに入っても思うように外出できない今、夏休みの思い出として実験の楽しさや科学の不思議を体感してもらうことができたのではないでしょうか。
甲斐センターでは今後も様々なイベントをたくさん開催していく予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
参加者された皆さんの感想(一部抜粋)
- すごく楽しく、いい夏休みの思い出になりました。
- 先生の説明だけでなくテキストもあり、実験もゆっくりやってくれたのでわかりやすかった。
- サイダー実験はわかりやすかった。食品添加物実験は、わからない部分もありましたが、最後の質問で理解できました。
- 説明がわかりやすくてよかったです。