2011年3月21日
組合員の皆さまへ
2011年3月19日(土)以降、国や各都県のサンプル調査により、東北・関東各地の農畜産物から食品衛生法上の暫定規制値を上回る放射性物質が検出されています。また、首都圏を中心とした1都8県においても、空中のほこりなどから微量の放射性物質が検出されたと報道されています。
パルシステムでは、農畜産物からの放射性物質の検出に対し、以下の方針で対応してまいります。
- 農畜産物から国の規制値を超える放射性物質が検出された場合、当該自治体の当該作物のお届けを停止させていただきます。
- パルシステムでも放射性物質の自主検査を実施していきます。自主検査において国の規制値を超える放射性物質が検出された場合も、当該産地の当該作物のお届けを停止させていただきます。
- また検査や検出の有無に関わらず、政府および当該作物を生産している自治体の出荷制限の指示、出荷自粛の判断にもとづいて、お届けを停止させていただきます。
- 福島県や近隣県産の商品、またこの地域から避難してきた皆様に対して、風評被害を起こさない立場を心がけると同時に、風評被害が起きないよう呼びかけていきます。
- パルシステムでは、上記方針に沿って以下の対応をおこなっていきます。
- セット作業(お届けの箱詰め作業)前に放射性物質の検出が発表された場合、当該の作物の箱詰めはせず、欠品とさせていただきます。
- しかしセット作業後に発表された場合、当該の作物を取り除くことが困難な場合があります。たいへん申し訳ありませんが、各種報道による政府発表や各自治体の発表などに注意いただき、対応が必要な場合、各ご家庭にて廃棄くださいますようお願いします(パルシステムがお届けする農産物には必ず生産者カードが入っており、生産県が明記してあります)。
- なお、該当する商品については全額返金処理をさせていただきます。
- 上記の対応にてお届けをしてまいりますので、今後、政府や各都県の検査、パルシステムの自主検査、各都県の出荷自粛などにより、お届けが停止となる品目が増える可能性がありますが、ご理解くださいますようお願いします。
現在、政府より下記の出荷制限の指示が出されておりますので、下記の商品については当分の間、お届けを停止させていただきます(2011年3月21日 18時発表)。
- ホウレンソウ:茨城県産、栃木県産、群馬県産、福島県産
- カキナ:茨城県産、栃木県産、群馬県産、福島県産
- 原乳:福島県産
組合員の皆様におかれましてはたいへんご心配をなさっていることとは思いますが、政府は「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」と発表しております。福島県や近隣県産の商品、またこの地域から避難してきた皆様に風評被害が発生しないよう、どうかご理解・ご協力をお願い申し上げます。
今回ホウレンソウから検出された放射性物質は、農作物が土壌から吸収したものではなく、農作物の表面に付着しているものと考えられます。「水で洗う」「熱湯で茹でる」などで、表面に付着した放射性物質を減少させる効果があるとのことです。
以上