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乳がん特別講演会「大丈夫だよ、がんばろう!」~考えよう、乳がんのこと~

乳がん特別講演会「大丈夫だよ、がんばろう!」~考えよう、乳がんのこと~

2017.11.21お知らせイベント

パルシステム山梨はピンクリボン運動を推進しています。その一環として、2017年 11月17日に、アピオ甲府にて乳がん特別講演会『「大丈夫だよ、がんばろう!」~考えよう、乳がんのこと~』をパルシステム共済生活協同組合連合会(たすけあい活動委員会)と共同で開催しました。

 

第1部

講演「乳がんの基礎知識」土井卓子先生(医師湘南記念病院 乳がんセンター長)

日本人女性は、年間9万人(11人にひとり)が乳がんに罹患し、その数は毎年増加しています。乳がんは日本女性が最もかかりやすい悪性疾患ではありますが死亡率は4位です。乳がんが直接死に結びつくものではなく転移させないことが重要であることを述べられました。乳がんの早期発見、治療は、命を守ることにつながります。「自覚症状がなくても40歳を過ぎたら乳がん検診(マンモグラフィと視触診そして超音波検査も上手に併用して)を受け、検診の合間には月1回は自己検診をしましょう。また、自覚症状のある人は、検診ではなく医療機関を受診してください」と呼びかけました。

 

 

第2部

講演「大丈夫だよ、がんばろう!」山田邦子さん(タレント)

「同じ時間、同じ場所にいられることにご縁を感じます。山梨にこられてうれしい!」との第1声に会場がほんわかとひとつになりました。「この10年でわかったことは、免疫力を高めることです」と会場を3つに分けて輪唱の指導をしていただきました。「口角をあげて~。笑顔で~!」と会場の皆さんも一生懸命。また、歌の指導の合間には暗くなりがちな御自身の乳がんの体験談をたいへん愉快にお話しされ、会場は大きな笑いの渦につつまれました。「日常は今日の歌の時のように必ずひっぱっていってくれる人がいる。だから、日々の暮らしはまぁまぁでいい。そして自分が元気な時には、自分が出来ること、得意なことなどは、自分から手をさしのべよう」  「再発・転移の不安はまだあります。今日泣いても明日笑えればいい」 と、明るくお話しされる様子には、未来に向かう前向きな姿勢がうかがえました。

 

 

第3部

トークセッション山田邦子さん、土井卓子先生 コーディネーターに若尾直子さん(山梨まんまくらぶ 代表)

若尾さんをコーディネーターに自分の健康に向き合い一緒に考える時間をつくっていただきました。まずは土井先生からパルシステムキャラクターこんせんくんを交え、自己触診の仕方を教えていただきました。シコリはにぎりこぶしのごつごつしたところにタオルをかぶせたような感触があるそうです。

 

 

続いて事前に回収ボックスにて受付けていた来場者の質問に答えていただきました。食生活についての質問に山田さんから「食生活を見直すきっかけとなりました。特にとうふやで売っているものが好きになりました」の回答に土井先生が「大豆成分が乳がんには良くないという報道がされたことがありますが、それは違います。積極的に摂っても大丈夫です」と医学的見地からもお話し下さいました。土井先生は山田さんにとって相談できる医師の関係にあります。若尾さんも乳がん体験者です。楽しいトークの中にも発症から現在に至るまでのリアルな内容、そして心の葛藤も垣間みえ、短い時間ではありましたが濃密なものとなりました。最後には「乳がんになっても大丈夫!こんなに元気な生き方ができるよ。相談できる仲間がいるよ」とメッセージをいただきました。

 

 

出入り口付近廊下に出展ブースを設けました。

山梨まんまくらぶによる活動紹介ブース、CO・OP共済の紹介と自己触診体験ブース、アフラックの「がんを知る展」を設けました。