パルシステム山梨 長野

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

2022年度 商品展示会(3回)を開催しました

2022年度 商品展示会(3回)を開催しました

2023.3.20報告イベント

 

2022年度は商品展示会(3回)を開催

 

今年度も3回にわたって商品展示会を開催し、商品のこだわりやおすすめの食べ方などをご参加いただいた組合員の皆さんにお伝えしてきました。パート1ではオンラインでパルシステムのお肉屋さん「パル・ミート」と産直じゃがいものサラダ「岩田食品」を、パート2ではパルシステム山梨独自の産地が一堂に会して直接おいしさを伝えていただきました。

 

そして2月25日に、「オンラインでつながろう 商品展示会2022パート3」を、オンラインにて開催しました。今回のテーマは「タビ」と「海」。旅するように北は北海道と南は沖縄を訪ねながら、パルシステムの海産物を紹介しました。
司会は添乗員に扮して、東京(パルシステム連合会)→北海道(北海道漁業協同組合)→沖縄(井ゲタ竹内)の順番で、組合員の皆さんをご案内しました。

 

 

東京では、パルシステムのネクストアクション「もっといい明日へ 超えてく」について、5問のクイズを交えながら楽しく理解を深めました。

 

北海道では、雪の礼文島船泊の映像から始まり、厳しい北海道の寒さを感じながら、北海道漁業協同組合さんから、商品への想いとホッケをはじめとする北海道の水産物を守るための活動をお聞きました。ホッケの産地である船泊では、網目を大きくして幼魚のうちは捕獲しない、網を上げる時間や漁期を短くする等、約束を決めて、資源を守っています。また、ホタテの産地でもある野付では、植樹を行い、海を守る活動を行っていました。漁師は、温暖化による水産資源の減少や燃料費などの高騰、後継ぎ問題等厳しい状況の中にありますが、パルシステム組合員に美味しい水産品を届けようと寒さや厳しさに負けず頑張っています。

 

 

沖縄では、地球温暖化のために海水温が上昇し、サンゴの白化現象が起こっています。もずくのメーカーである井ゲタ竹内さんからもずくの購入代金の一部が、親サンゴを増やす「里海づくり」の取り組みに役立てられている話を伺いました。また、恩納村漁協さんからは、もずくの育て方や収穫方法についてお聞きしました。LIVE中継では、沖縄の青い海・青い空を楽しみにしていましたが、あいにくこの日は曇りで強風のため海に出ることは出来ず、さんごハウスからの中継となりました。そこでは、サンゴを育てるための基台に赤ちゃんサンゴを結び付ける作業を見せていただき、サンゴの保全活動が身近になりました。体験企画として、参加いただいた組合員さん40名には、サンゴの基台にメッセージを書いていただき、沖縄の海へお送りします。きっと3年後には成長し、サンゴの産卵が見られることでしょう。

 

 

【当日の質問へのご回答】(北海道漁業協同組合)

Q:直接商品とは関係ありませんが、漁ができない時期はどう過ごされているのか気になりました。

A:→漁ができない時期は、漁業資材の修理や手入れ等、次の漁へ出る準備をしています。

Q:現地見学は可能でしょうか?

A:漁の見学等は漁港から見ることができます。工場内部の見学は、個人のお客様は難しい状況です。

Q:野付漁業では、先日の商品展示会でちゃんちゃん焼きのレシピを教えていただき美味しく作りましたが、他にもレシピがあれば教えてください。

A:→他には、秋鮭汁・ほたてご飯・ほたてフライなどがあります。

Q:貴重なお話をありがとうございました。今回 いただいたほっけともずく以外にオススメの商品がありましたら 教えていただきたいです。ほっけともずくが美味しすぎて、スーパーで売っている市販品の購入を控えてしまいそうです💦

A:礼文島船泊の産直・生からつくった真だら切身(骨取り)160g・礼文島船泊の産直・にしん開き2枚400gが船泊商品でおすすめです。どちらも礼文島船泊を代表する魚種ですので、ぜひお試し下さい。真だらはパルシステム様PB商品です。

Q:ほっけのちゃんちゃん焼きは生ほっけではなく、地元でも干したほっけで召し上がっているのでしょうか。

A:地元では生で食べる方が多い思います。船泊のほっけは肉厚なので、干物でも美味しくお召し上がりいただけます。

 

【当日の質問へのご回答】(井ゲタ竹内)

Q:もずくについて質問です。種付けから収穫するまでそれぞれどれくらいかかりますか? 決まった時期に収穫とありますが、いつ頃収穫されるのでしょうか?

A:糸モズクは種付から90日未満、収穫は1月~2月末頃まで行います。太モズクは種付から120日~130日、収穫4月~6月末まで行います。

Q:沖縄の特産品で、もずくの佃煮を買ったことがあり、とてもおいしかった。もずくの佃煮の商品化はありそうですか。

A:今のところ商品化の予定はございません。

Q:恩納村漁業協同組合さんに質問です。サンゴの基台はどのくらいの期間で自然に帰るのでしょうか。そうなったときのサンゴはどうなるのでしょうか。

A:サンゴの成長が早いので、基台を覆います。環境に優しい成分でできています。

Q:サンゴの基台を固定するためステンレスの器具を海底に打ち込んでいましたが、海底に打ち込むことによる環境への影響はありますか?

A:時間が経過すると電蝕により、海中に溶け込むので影響はほぼありません。

Q:恩納村のもずくのメーカーさんへ。もずくは孫も大好物で、日ごろから食べさせていただいていますが、あのように人の手で育て収穫されているとは知りませんでした。感動です。あの小分けの器が紙カップのようなものに変わることは可能でしょうか?そうなればいいなと思いました。(価格の問題でしょうか?)

A:製造工程において紙カップでの対応は品質保持の条件をクリアーするに至っておらず、またコスト面についても現在のものより割高になります。現在のカップについては環境配慮の観点からできるだけ使用プラスティックをできるだけ薄いものにして供給させていただいております。

Q:サンゴ基台にメッセージを書きますが、海にとけ出すインクが海を汚す心配は無いでしょうか?海は広大なのでほとんど影響はない?

A:広大なので、影響はほぼございません。それよりも生活による影響の方が大きいです。

Q:現地見学は可能でしょうか?

A:可能です。「産地へ行こう」ツアーも企画されますので、ご参加いただければと思います。

Q:今回 いただいたもずく以外にオススメの商品がありましたら 教えていただきたいです。

Q:恩納村漁協発祥の水産物として、海ぶどうがあります。パルシステムでは年に2回のご企画がございますので、ご利用下さい。

 

今回の商品展示会を通して、メーカーさんの商品への想いや取り組みについて、また、これらの商品を選ぶことで私たちが一緒に海を守ることへとつながっていることを知っていただけたことと思います。コロナ禍ではありましたが、3回の開催でのべ326人の組合員の方に商品をお伝え出来たことを嬉しく思います。