オープンカレッジ 映画上映会
オープンカレッジ 映画上映会
-このイベントは終了しました。-
主催:パルシステム山梨
3月2日(土)ジット甲府プラザにおいて、オープンカレッジを開催しました。オープンカレッジは組合員に限らず、一般の方にも広く参加していただき知識を学ぶ場として毎年開催しております。今回は、ドキュメンタリー「甘いバナナの苦い現実」の上映会を開催し、86名の方にご参加いただきました。
フィリピン・ミンダナオ島での、大規模な海外資本のプランテーション農場における栽培と生産者・地域住民の実態から安く食べられているバナナがどのような状況で作られ、どう現地に影響しているかを学びました。
当日は、この作品の企画協力を行った株式会社オルター・トレード・ジャパンから小林様にもお越しいただき、そういった海外大手主導の市販バナナに対し、30年にも渡る民衆交易としてのバランゴンバナナの状況をお話しいただきました。
また、パルシステム連合会の大武様より、こういうフェアなトレードによるバナナを、しっかりと知って選ぶこと。関わる多くの人の幸せを選択できる「エシカル」な消費について、パルシステムとして取り組み、発信していること。公開確認会として生産者・消費者相互に認め合う関係づくりなどをお話しいただきました。
本日の上映とお話が、足元の買い物を見つめなおし、多くの人にとってより良い明日につながるきっかけの1つになれば…と考えます。
日本で最も愛され、食べられている果物、バナナ。しかし、その生産現場を私たちが目にすることはほとんどありません。日本のバナナの主要な輸入先であるフィリピンのミンダナオ島では、近年、「高地栽培バナナ」の生産が盛んです。日中と夜の寒暖差が大きい高地で時間をかけてつくられるバナナが、日本市場向けに開発されました。
この高地栽培バナナは、一般的なバナナよりも糖度が高く「甘くておいしい」と人気の商品で、島の豊かな自然の恵みとも謳われてもいます。ところが、生産現場を訪れると、農薬の空中散布にさらされて暮らす生産者や近隣住民の姿がありました。
人びとは皮膚や目の異常を訴え、飲み水の汚染にも苦しんでいます。企業と契約を結んだ人びとからは、不透明で不公正な契約に対する怒りの声も聞こえてきました。一方、ミンダナオ島には、公正な取引と農民の自立、農薬を使わない栽培を目指すバナナ生産者や、それを支えるパートナーの取り組みも徐々に広がっています。
故・鶴見良行が『バナナと日本人』で私たちとバナナ生産地の関係を問いかけてから約40年。多国籍企業による世界の農業・フードチェーンの支配に対して、私たちは何ができるのでしょうか。バナナを通して世界と日本を見つめなおします。
2月3回、4回のご注文用紙6桁番号にてお申込ください。数量へ参加人数、保育人数をご記入ください。
108022 オープンカレッジ 参加人数
108031 オープンカレッジ 保育人数
※2月23日以降はお電話でお申し込みください。
定員:100名
保育:有(有料:組合員300円・一般700円)※月齢6ヶ月~
パルシステム山梨 055-243-6327