パルシステム山梨

国産・産直・環境にこだわり、安心・安全の食材をお届けします。

峡南鶏友会(卵)

産直卵を支える産地

パルシステム山梨の産直卵を支える産地です。

*注文番号103の「産直たまご」を注文いただくと峡南鶏友会のたまごが届きます♪

 

 

 

おからの飼料化

2000年にさかのぼりますが、BSE(狂牛病)の問題や雪印食品事件など畜産に関わる課題が、当時次々と世間を騒がせていました。その背景のひとつに畜産の餌の問題が大きく関わっていました。私たちの食べ物は輸入に頼っているところが大きいですが、畜産業界の餌も多くを輸入に頼っています。中でもコーンは、食糧以外にバイオエタノールなどの需要が多いため、遺伝子組み換えがかなり早くから進められており、その分別の難しさとNONGMOのコーンの希少性から値段がどんどん高騰しています。また、BSEのように肉骨粉をえさに混ぜたことによる家畜の病気は、本来草食中心の牛に自然の摂理にはない“共食い”を続けた結果だとも言われていますが、同時に、この問題によって食糧廃棄物の行き場という課題も大きく突きつけられました。

 

2001年、こういった問題を受け、パルシステム前身の首都圏コープでも本来の安心安全な畜産とは何か?という原点に立ち返り、なるべく輸入飼料に頼らない日本型畜産を一から見直したいというプロジェクトが立ち上がります。その一つに鶏の餌に食糧残渣となってしまっていた“おから”を使うという“おからの飼料化”が山梨の産地を中心に試験的に実施されることになりました。山梨県畜産試験場も関わり、産卵率や卵の質にどの程度効果が出るか実験を重ね、結果的にハウユニット※のアップ、卵殻密度の増加、産卵率の季節変動の減少、糞・尿のアンモニア臭の抑制、さらにはサルモネラの実験においては発酵飼料により4日以内に消滅し自浄効果の優位性もある…など多くのメリットが報告され、パルシステムの豆腐メーカー共生食品の協力もあって継続的に実現できるようになりました。

 

これにより、飼料原料の国内生産に一歩前進し、NONGMOであることや発酵飼料であることが鶏の健康面でもメリットに大きくつながり、産業廃棄物として捨てられていたおからの救済になるという「資源循環型・環境保全型農業」のひとつのモデルになりました。一見簡単に見える「おからを発酵させ鶏の飼料に混ぜる」ということですが、業界が分業されていた中では、成し得なかったこと。産地の努力、グループ内の連携や協力なくして実現にいたらなかったことです。そして、なにより「健康な卵は健康的な鶏から」という信念のもと、餌の原料にこだわり手間のかかる自家配合をしている産地があったからこそ。あらためて産地の挑戦と努力に敬意を表したいと思います。

※卵の重量に対する鶏卵の濃厚卵白の高さを卵の品質として数値化したもの

 

 

卵はエサがいのち。だから自家配合飼料にこだわっています

  • トウモロコシ:全体の約6割を占める。※非遺伝子組換え、ポストハーベストフリー
  • 発酵飼料:全体の15% ※米ヌカ、おから〔共生食品〕、魚粉、カキ殻
  • 炭酸カルシウム ※たまごの殻になる
  • リン酸カルシウム ※骨になる
  • ゴマ油カス(NONGMO) 、大豆カス ※植物性タンパク質
  • 魚粉/カキ殻/牧草 / ニンニク粉 /ビタミン /海藻 /青海苔

以上の飼料を季節によって配合比を変えながら与えています。もちろん黄身の色を濃くするようなものはいれていません

 

 

鶏はとてもデリケート

私たちが食べている卵は、人間でいうところの卵子のことです。産卵期間は当然決まっており、生まれてから150日~500日の間しか産むことができませんし、もちろん、一日一個しか産みません。22時間かけて次の卵の準備をするのですが、その間のちょっとした気温変化や騒音などに驚いて、その影響が卵に血斑や肉斑などが混ざってしまうなどの現象につながってしまうこともあります。鶏の体温は41℃。平飼いや開放鶏舎は自然環境の影響があるため夏はバテ気味になり、餌を少ししか食べなくなるので、卵が小さ目になったり、水分を多くとるので水っぽくなったりします。卵が季節で変わることは、自然に近い状態で飼育されている証拠といえます。

 

いのちをいただく・・ということ

生き物を食べるということは、当たり前ですが自然をいただくこと。。。食物連鎖の一番上に立つ‘人’は、いろんないのちを頂いて生命を維持しています。しかしながら、食欲によって必要以上に食べたいと思ってしまったり、狩りをしなくても食糧を調達出来たり、加工品として保存したり・・と叡智によって食卓は欠かすことのない食事をすることができています。その反面、自然をいただいているということを忘れたり、無視してしまいがちです。今の消費の在り方に沿うためには、どうしても効率よく生産性を高めなくてならず、動物は本来の習性を無視して狭いところに密飼いされ、そのための病気の蔓延をふせぐためにワクチンや抗生物質を投与されています。

パルシステムでは、平飼いはもちろん、畜産においてアニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方を取り入れ、今の段階でなるべく一番ベストな環境で飼育することを優先しています。食品を購入するとき、値段に翻弄されがちですが、いのちを頂くということをもう一度思い起こして、健康的な環境にいた‘いのち’を頂きたいですね。

 

育て方が違う2種の卵を選ぶことができます

  1. 「産直たまご」=光と風が入る鶏舎で鶏を育てています。
  2. 「平飼い自然卵」=鶏が自由に動きまわることができる平飼い鶏舎で育てています。

一般的な養鶏場では、ウインドレス鶏舎で育てられているところもあります。(完全に密封された鶏舎内では、照明や空調設備を用いて日照時間や温度・湿度を人工的に管理し生産効率を上げています) 峡南鶏友会では自然の光と風が入る鶏舎で鶏を育てています。また飼料の50~60%を占めるトウモロコシは「非遺伝子組換え」、「収穫後の農薬不使用」に限定しています。

『平飼い(ひらがい)」とは、平たい地面のうえで、放し飼いの状態で飼うことです。よく運動することで健康になるのは人間も鶏も同じです。

鶏の本来の習性は、羽をきれいにするために砂浴びをし、1日に1万回以上地面をつつきます。土の中には無数の微生物が生きていますが、エサと一緒に土を食べることによって腸を整えることができます。(抗菌作用が生まれ病気に強くなります)卵を産むときは狭い箱にかくれます。夜は暗くなると目が見えなくなる鶏が安心して眠るために止まり木と呼ばれる木の上で休みます。平飼いはケージ飼いに比べて生産効率が悪く、卵の価格も割高になりますが、ストレスフリーの健康なたまごは‘昔のたまご’と言われ、味が濃く根強いファンが多いです。

 

たまごのこぼれ話

たまごはどんなに効率よく育てても鶏のお腹の中でたまごを作っている時間は22時間かかります。だから1日に2個も3個も産めないわけです。日を浴びれる環境にあれば、朝8時~12時くらいにたまごを産み落とし、午後から次の日の卵をつくる準備に入ります。また、鶏はとてもデリケートなため、22時間の間のちょっとした気温変化や騒音などの影響がたまごにすぐ響きます。そのために最近は温度管理や防音されたウィンドレスの鶏舎の中で、高層マンションのようなゲージの中で密飼いされ、昼夜を狂わせて随時たまごを産ませるような飼い方をされているところが多くあるそうです。

鶏の体温は41℃。平飼いや開放鶏舎は自然環境の影響があるため、人間と同じく、夏はバテ気味になり餌を少ししか食べなくなるので、卵が小さ目になったり、水分を多くとるので、水っぽくなったりします。季節で変わるのが自然の摂理といえますね。

 

卵には旅をさせるな!

昔から言われる言葉です。卵は鮮度が大切ですが、鮮度が急激に落ちる原因として2つが挙げられます

  1. 温度変化
  2. 振動

産地が近いことは新鮮な卵をお届けできる大きなメリットとなります。

 

 

卵かけご飯

究極の卵の味わい方はやっぱり卵かけご飯でしょう。自己流の美味しい食べ方見つけてください。

塩味のふわふわ卵かけご飯

  1. 黄身と白身を分ける。
  2. 白身のみをまずご飯に入れて泡立てるかのようにご飯をかき混ぜながら塩をひとつまみ入れる。
  3. 2の上に黄身をのせ、卵黄をとろーり崩しながらいただく。 

ひと手間かけた黄身の味噌漬け卵かけご飯

  1. 卵の白身と黄身を分けておき、白身はみそ汁などに使ってしまう。
  2. タッパーの中に味噌:便利つゆ=8:1 で混ぜ合わせたものを1cmくらいの厚みで敷き込み、キッチンペーパーをのせ、上から黄身を入れるくぼみを作って、そこに黄身をのせて冷蔵庫で一日寝かす。
  3. 2の黄身だけ取り出し、温かいご飯の上にのせていただく

トッピングで楽しむ卵かけご飯トッピング例

鰹節、とろろ昆布、ブラックペッパー、ザーサイとごま油、白だし、紅ショウガ

 

 パルシステム山梨 公式YouTubeチャンネル「市川養鶏場24時」

 

 商品の種類・紹介

産直たまご、平飼い自然卵(予約品)

 

 所在地

南巨摩郡富士川町