静岡の大石さん
静岡の大石さん
美味しいお茶は生命力のある茶葉から生まれます!
大石さんはまた、学校給食の残渣を使った自家発酵飼料を鶏に与え、そこからできた鶏糞を堆肥化して畑に散布する循環型の有畜複合農業を実践しています。化学農薬や化学肥料を使用せずにお茶を栽培しています。
新茶の季節になりました。お茶といえば、今ではペットボトルで売られ、あまり季節も感じることなく、一年中同じ味を味わうことができます。時代を遡れば、たとえば戦国時代、に茶の湯は戦国武士の間でとても大切にされ、狭い空間の中で、相手の心、空気を読み取り、一杯の茶を点てるのに全力で挑み、静寂な中に真剣に向き合うもてなしのひとつでした。
その当時のことをオランダの旅行家リンス・ホーテンの『東方案内記』(1596) には「チャーと称する薬草の、ある種の粉で調味した熱湯、これはひじょうに尊ばれ、財力があり、地位のある者はみな、この水をある秘密の場所にしまっておいて、主人みずからこれを調製し、友人や客人を、おおいに手厚くもてなそうとするときは、まずこの熱湯を喫することをすすめるほど珍重されている。かれらはまた、その熱湯を煮たてたり、その薬草を貯えるのに用いるポットを、それを飲むための土製の椀とともに、われわれが、ダイヤモンドやルビーなどの宝石を尊ぶように、たいそう珍重する。」といかに大切に扱われたかが記されています。
お茶を入れたときの香り、飲んだ時の安堵感、お湯の温度で味が変わる面白さ・・そして茶器によってがらりと変わる雰囲気を毎日の生活の中に取り入れてみてください。きっと、あわただしい日々の中でも、心が落ち着き、豊かな時間が流れることと思います。
脱サラしてから30年を超えました。相変わらず、小規模での茶園と平飼い養鶏は続いています。これに新たにオリーブ栽培が加わり、他の仕事も合わせて、身体的にマックスで す。若い時のようには体は動きませんが、歳のせいにするつもりはありません。
こうして仕事 ができるのも、まだまだやりたいことやファイトがあるからです。しかし政治・経済状況が変わり、のん気に農業を楽しんでもいられないご時世です。今年の茶況は3月の低温少雨など、桜の開花も遅 かったことから、新茶の摘み取りは例年より遅れました。片や霜の被害がなかったことから、質は良いので、ご利用よろしくお願いします。
牧之原台地は、もともと米作などには向かない土地でありましたが、明治維新後、版籍奉還によって職を失った元徳川幕臣たちが牧之原台地に多く入植し、開拓作業と茶畑を栽培し始めたことが始まりでした。地理的条件は、台地であるため日照時間が長く、昼夜の温度差もあり、また朝夕には霧が発生するなど、お茶づくりには理想的な条件を備えています。
美味しいお茶は生命力のある茶葉から生まれます。大石さんは地元学校給食の残渣を使った自家発酵飼料を鶏に与え、そこからできた鶏糞を堆肥化して畑に散布しています。有機質肥料で育った茶葉はやはり深い旨みがあります。さらに農薬等は使用していませんので、安心してご利用ください。
【茶 葉】9g(カレースプーン山盛り1杯)
【お 湯】80cc×3人分
【湯のみ】3人分
(注意)熱湯でお茶を入れるとカテキン(苦み)が多く出てしまい、甘さを消してしまいます。
【ちょっと贅沢な日本茶エスプレッソ】
はじめて飲む茶葉はまずこの飲み方をおススメします。茶葉の個性を知るには一番わかりやすい飲み方です。
【水出し緑茶】
【出がらしの茶葉の活用方法】
高尾みどり・一番紅茶・ほうじ茶、サンみどり、サン紅茶
静岡県牧之原市