諏訪大社 上社本宮(長野県諏訪市)
諏訪大社 上社本宮(長野県諏訪市)
勇壮さと、時には怪我人も出る熱狂的な御柱祭で有名な諏訪大社。見てみたいと思う方、次回は令和4年の4月。
上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)の2社4宮からなるこの神社の創建は古事記の国譲りの神話の時代にまでさかのぼり、日本で最古の1つ。特徴は本殿を持たず、上社は守屋山、下社はご神木(春宮は杉・秋宮はイチイ)をご神体としていること。
上社本宮では現在長期にわたる修復工事中で、見学できない場所があったり、車いすの訪問が難しくなっているとの事。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策は、マスク着用をはじめ祈祷の件数及び人数を制限する等徹底している。
本日訪れた上社本宮の境内には七不思議があり、伝説のような話から今でも起こっているかもしれないものまであるが、チェックしてみると境内の散策がより趣深くなる。
その中の一つ「宝殿の天滴」は、どんなに晴天が続いても1日に3滴は水が落ちてくるという宝殿の屋根の穴。本当かしらと凝視した後、ふと右を見るとキリっと男前の狛犬。
お守りの中でも特に珍しい薙鎌守(なぎがままもり)、諏訪大神の神器で台風など大風が吹いた時、これを用いて風を振り払ったという薙鎌を模したもの。糸魚川でとれる翡翠と諏訪特産の黒曜石が使われていて、災難除けにご利益がある。
4か所の神社で御朱印を書いてもらうと記念品がもらえる「四社まいり」は、コレクターの心をくすぐるが、門前のお土産店には大釜で炊いて作る自家製の生ところてん、近隣には美味しいお蕎麦屋さんがあり、駆け足でお参りするには惜しい。(取材日4月21日)
住 所 |
長野県諏訪市中洲宮山1 |
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TEL |
0266-52-1919 |
祈祷等受付時間 |
9:00~16:00 |