小淵沢絵本美術館（山梨県北杜市）｜生活協同組合パルシステム山梨長野

来春開館30年目を迎える私設の絵本の美術館。

自然豊かな小淵沢に建ち、テラスからは正面に南アルプス連峰、左手には富士山を望める。

2階も合わせて大小5つの部屋の展示を見て回ることができ、最初の部屋には庭造りでも有名なアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーのライフスタイルを紹介する展示がある。

続いて絵本創世記に活躍したケイト・グリーナウェイの貴重な原画や欧米の人気作家たちの原画、藤田三歩のメルヘン童画などにも出会える。

個人的に感慨深かったのが、シシリー・メアリー・バーカー。植物の正確な描写と羽をつけた愛らしい子どもの姿を合わせた表現でその後の妖精画のイメージを形作ったそうだが、某ソフトキャラメルに入っていたカードを描いた人。瞬時に記憶が子どもの頃へとトリップした。

抱っこできるワンちゃん猫ちゃんは一緒に館内に入ることができ、無理な場合はスタッフに一声かけて、テラスで家族と過ごすことができる。マスク着用や手指消毒、換気に加え、テラスやミニガーデンも利用して館内が密にならないように調整も行なっているので、直近の状況は電話にてご確認を。

ロングセラーから新刊まで、セレクト絵本のショップコーナーも充実。両親から代替わりして館を切り盛りしているスタッフの望月さん姉妹が、力を入れて選書しているという。絵本探しなど、気軽に質問もできる。ワンドリンクサービス付き。

ひと時絵本の世界に入り込み、あなただけの思い出を探しに行こう！（取材日5月19日）

子ども連れOK　車いすOK（要介助）　